航空特殊無線技士を国家試験で取得しました。
問題集「無線工学」「法規」を丸暗記で特別なツールなど用意せず「YouTube」で「通信術」を練習して合格しました。
試験を申し込んでから2ヶ月間の勉強で合格することが出来ましたので取得にチャレンジしてみてはどうでしょうか?
問題解析
問題集の丸暗記で取得可能か過去の試験問題を調べました。
ほぼ同じ問題が繰り返し出題されているので「無線工学」・「法規」は過去問の丸暗記で合格圏内を狙えそうです。
通信術は実技試験ですので練習と慣れが必要と思い手軽な「YouTube」を利用しました。
パソコンで通信術練習ツールなどありますが通勤時間、外出時の勉強方法には不向きなため候補からは場外しました。
国家試験申し込み
試験の申し込みは「公益財団法人 日本無線協会」で行っています。
試験の開催は6月、10月、2月の年3回です。
申し込みは試験の2ヵ月前からになります。
申し込んでから試験開催の1ヶ月前ぐらいに受験票が届きます。
・申し込み方法
郵送とインターネットがあります。
・試験地
東京、札幌、仙台、長野、金沢、名古屋、大阪、広島、松山、熊本及び那覇
になります。
郵送で申し込みを行う場合は 「試験申請用紙」を取り寄せます。
「一般財団法人情報通信振興会」のオンラインショップで販売しています。
特殊無線用を選びます。
問題集検討
どこでも勉強できるようにスマートフォンでの問題集にしました。
プログラム形式の「〇、×」で解答できるものにしました。
解答した時に答えが合っているのか即座に判断できるからです。
Google Playで良さそうなのを見つけたので早速ダウンロードです。
誠文堂新光社が出版するHORIUCHI PRINTING CO.,LTD.「特殊無線技士問題・解答集」にしました。
お試し確認して課金購入です。
「航空特殊無線技士問題集」480円です。
はじめはこれで合格できるのか心配でしたが。。。 😉
無線工学と法規がセットです。
勉強開始
試験の申し込みをしてから勉強開始です。
2ヶ月ほど試験まで勉強期間なります。
「無線工学」と「法規」で約180問ほどありますが2週間~3週間で覚えられました。
後は試験まで忘れないように数日起きに復習です。
試験当日までには「無線工学」・「法規」ほぼ100%の正解率に仕上げました。
無線工学
104問あります。
理屈抜きで問題を覚えます。
丸暗記方式です。
計算問題も計算せずに答えを覚えました。
国家試験に出でも2問ぐらいなので影響なしとの見越してです。
平日は通勤時間を利用したり、昼休みなど勉強していました。
夜は通信術の練習に充てましたので勉強はしていません。
始めはボロボロでしたが1週間もすると7割ぐらいの正解率まで来れました。
慣れてくると1時間もかからず全問行けます。
法規
79問あります。
法規も理屈抜きで問題を覚えます。
丸暗記方式です。
無線工学が終わった後に法規を勉強です。
平日は通勤時間を利用したり、昼休みなど勉強していました。
最初は航空機関係の言葉が分からないのでその部分はボロボロでしたけど。。。
2週間ぐらいでほぼ正解まで行けるようになりました。
覚える問題がそんなに多くないので2週間ぐらいで暗記完了です。
通信術
欧文暗語及び欧文普通語の「簡易発音表記:フォネティックコード」を覚えます。
「A」はアルファ、「B」はブラヴォウと覚えていきます。
覚えるのはアルファベット26文字で良いです。
数字は必要ありません。
受信練習
2分100文字の受信練習です。
「YouTube」で受信練習しました。
「航空特殊無線技士 電気通信術」で検索。
沢山ありますのがどれを選んでも良いです。
速さは関係ないです。
まず紙に書く練習が必要です。
5文字を一区切りにして書きます。
最初は聞きながら正確に書けないです。
集中力が無くなったり、書き間違えたりしてグダグダにならないようにします。 😛
おすすめは芯が折れないボールペンです。
耐久力が無い物がありますので100円ショップの鉛筆、芯、ボールペンはおすすめしません。
「YouTube」での受信練習はその人に慣れたら次は違う人にした方が上達します。
それぞれ癖があってイレギュラー受信練習には最適です。
数文字落としても最後まで書き続ける練習です。
間違えたら「2本線で訂正」します。
誤字は3点減点ですので脱字扱い(1点減点)にして次の文字を書いた方がお得です。
目安として「YouTube」での速さは2分100文字が多いので書き写しが出来るようになれば大丈夫です。
試験が近くなったらスマートフォン、PCのスピーカなどで音質が悪い状態で練習して慣れていた方が良いです。
送信練習
受信練習時の「YouTube」の説明欄に答えを記載したものや書き写した物を使用しました。
「始めます」「本文」 アルファ リーマ…「終わり」
を声を出して練習します。
5文字を一区切りにして送信します。
速さはゆっくりで良いです。
2分で100文字全部送る必要はありません。
減点数は2文字で1点ですので40文字未送信(20点減点)で他に減点がなければ合格です。
誤字、脱字には注意です。
必ず「訂正」を行ってください。
間違えたら「訂正」を言って5文字の区切り部分に戻ってから再度送信します。
「始めます」「本文」ALYSX TNE?B「訂正」TNERB …「終わり」
慣れないと「始めます」「本文」を言い忘れます。
やり切った感で「終わり」を忘れます。
試験ではこれらを忘れると「品位点」減点です。
試験会場
学校での取得でしょうか若い方が沢山いました。
受験人数は100人超。
心配したのが通信術試験今日中に終わるの? ぐらいの人数です。
当日に合格発表はありません。
2週間後にWeb上で試験問題と答えの発表があるとの説明を受けました。
問題集は持って帰って良いので自己採点出来ます。
試験開始
無線工学・法規
・無線工学:60点満点中、40点以上で合格。
・法規 :60点満点中、40点以上で合格。
試験時間は1時間です。
・無線工学 問題数 12問
・法規 問題数 12問
配点1問5点なので4問まで間違っても大丈夫です。
「無線工学」・「法規」とも丸暗記問題からの出題がほとんどでした。
無線工学は1問、見覚えのある計算問題でしたが値が変わっていました。
丸暗記なので答えが無いのは分かりましたけど。。。 😉
法規は丸暗記問題そのままで出題されていました。
手ごたえを感じて30分ほどで退出です。
次の通信術の準備です。
通信術実技
100点からの減点方式です。
・送信 80点以上で合格。
・受信 80点以上で合格。
・受信試験です。
2分100文字です。
ボールペンを3本用意して準備万端です。
今まで練習で使用した慣れたボールペンを使用します。
2分100文字は集中できたので一瞬で終わったような気がしました。
焦ってしまうと「U」「V」が上手く書けなかったですが誤字は無かったと思います。
・送信試験です。
2分100文字です。
廊下で待機です。
教室に8人ぐらいずつで行われます。
受験番号順で行われます。
同時ではありません。
ひとりひとり個別に試験官と1対1で行われます。
着席して「自分のペースで開始してください」と言われ、問題を10秒ほど眺めながら深呼吸3回で
「始めます」「本文」 …… 「終わり」
結構ゆっくり自分では送信したつもりでしたが試験官から
「1分30秒でちょっと早かったですね」
「でも大丈夫ですよ」
と言葉を頂きました。 😉
「ありがとうございました」と言って離席です。
訂正や詰まること無く送信できたのでほっとしました。
試験結果
申し込み後から2ヶ月ほどの勉強で「航空特殊無線技士」を国家試験で取得できました。
「無線工学」・「法規」の過去問題3年分180問を覚える事と通信術は特別なことをせず「YouTube」のみで合格できました。
問題集の丸暗記方法と実技試験の通信術対策をしっかり行えば合格は狙えると思います。
通信術はアルファベットを見かけたら「フォネティックコード」に、いつの間にか脳内変換してましたけど。
通信術免除
「航空特殊無線技士」の資格で「第一級海上特殊無線技士」の「通信術」が免除になります。
参考記事「海上特殊無線技士 1級 講習会・英語免除・免許・合格記」
通信術実技が免除になりますので海の方もチャレンジしてみてはどうでしょうか?
「無線従事者国家試験の電子申請」から申し込みです。
初めて科目免除を行う方はインターネット申し込みはできません。