アマチュア無線 4級初心者が最初に行う事前準備 注意点など始め方まとめ

アマチュア無線初心者 無線

アマチュア無線の免許を取ったけど、どんな事に注意すれば良いのか事前準備や注意点など初心者向けに簡単にまとめてみました。

電波を出したい気持ちは分かりますが基本は受信から入ります。
雰囲気を必ずつかんで下さい。

実生活でも下調べを行うようにアマチュア無線でも必要です。
赤の他人にいきなり声をかけられるとびっくりするのと、何者?と不信感を抱かれトラブルになります。

 

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事前準備(受信)

実際の交信を聞くのが一番勉強になり身に付きますので受信から行います。

まず、「CQ CQ CQ こちらは 。。。。」と交信を行っている局を見つけて受信練習して下さい。

CQ(各局)とは不特定多数の局(人)に対しての呼び出しを行っている局です。
数時間も聞いていれば交信方法は分かります。

YouTubeなどでも「アマチュア無線 交信」で検索すると沢山出てきますので雰囲気はつかめると思います。

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電波範囲(周波数の使用区分)

交通ルールと同じように電波(周波数)の使い方は決まっています。
一方通行を逆走したり、赤信号を無視したりは道路交通法では禁止されているのと同じで電波法でも免許を持っているからと好きな周波数で電波を勝手に出せるわけではありません

電波を出せる場所(範囲)が決まっていますのでどの電波型式(FM、AM、SSB)で電波を出して良いのか「バンドプラン」が在ります。
無線機(トランシーバー)の取り扱い説明書に記載していますので確認してください。

最新の「バンドプランは日本アマチュア無線連盟(JARL)にあります。

アマチュア無線バンドプラン

総務省より抜粋

 

運用周波数

・HF帯(1.9MHz~30MHz)    : 長距離通信に向いている
・VHF帯(50MHz、145MHz) : 中距離通信に向いている
・UHF帯(430MHz)              : 近距離通信に向いている

アマチュア無線では主に3つの区分で盛んに運用しています。
HF帯では主に長距離通信で日本国内や海外局との交信が行われています。

VHF帯、UHF帯は大都市圏(関東、関西、東海)では430MHzが盛んですが、地方では145MHzでの運用局が多いです。

入門としては145MHz、430MHzをオススメしますが住んでいる地域によっては全く交信が聞こえない状態もあります。
50MHzは地方では145MHzや430MHzと比べると局数(人)が少ないので初心者には向いていません。

145MHz、430MHzは高い所(山頂)や見通しの良い所に行けば聞こえてきますので休日に出かけて受信してみてください。

アマチュア無線見通し

 

話し方

全く知らない人との会話になりますので言葉使いは敬語を使います。
普段の生活で使っている言葉使いで大丈夫です。

電話のように双方向での会話ではないので最後に「どうぞ」を付けて下さい。

交信を受信していて「アルファー」「タンゴ」「東京のと」「朝日のあ」など無線では聞こえにくい時や紛らわしい発音でも意思疎通ができるように決められた伝達方法があります。

伝達方法には「フォネティックコード(欧文通話表や和文通話表)」「Q符号」「RSレポート」がありますので知っておく必要があります。

日本アマチュア無線連盟(JARL)の「スタート!ハムライフ」に記載がありますので参照して下さい。

 

交信相手

最初はCQを出している局を呼んでみるのが良いです。
CQ(各局)とは不特定多数の局(人)に対しての呼び出しですので誰が応答(返事)をしても大丈夫です。

アマチュア無線では交信した証でQSLカード(交信証)をお互いに交換する習慣があります。

VHF/UHFでは「初心者なのでまだJARLに入会していませんので今回はカード交換は無しでお願いします」と断りを入れれば大抵の方は問題ありません。

より多くの人と交信する場合は「日本アマチュア無線連盟(JARL)」の入会とQSLカード(交信証)を作成しておくと良いでしょう。
日本アマチュア無線連盟(JARL)の会員になればQSLカードを転送してくれます。

注意点(自己防衛)

他局の運用スタイルですがいろいろありますので注意して下さい。
出会うことはほとんど無いのですが自己防衛する為に代表的なものを上げました。

・自分が交信中に突然混信(全然関係ない局がいきなり出てくる)

その周波数をネグラ(固定している)としている人達ですので周波数を変えて下さい。
新幹線の指定席に座っていても「ここ俺の席だからどいてくれる」と言ってくる人達です。
ほとんどの場合、正攻法では対処できません。

・仲間内だけで話している

知り合いしか相手にしていませんので関係無い人を排除しようとしますので電波を出してはいけません。
本来は禁止されていますが仕事で使っている人達が多いです。
法律など無視したアウトローな人達もいますので関わってはいけません。

・QSLカード交換を行っている局

交信内容を聞いて「ノーカードでもOKです」の局だけに電波を出して下さい。
「カードどういたしましょうか?」 などと交信相手に聞いている局はほぼ大丈夫です。
一部の方でQSLカード集めを趣味としている人がいますのでカード発行しない局に冷たいです。
HF帯では顕著ですので注意してく下さい。

まとめ

どんな点に注意すれば良いのか事前準備など初心者向けに簡単ですがまとめてみました。
まず、受信が出来るようになったらいろんな方と交信をして下さい。

無線機(トランシーバー)の使い方や交信方法が身に着けられると思います。
特に交信での不明瞭な言葉や数字など相手に伝える方法は実社会でも応用できます。

アマチュア無線は交信だけでなく他にも楽しみ方がありますので参考にされて下さい。
アマチュア無線 面白さや楽しみ方出来る事は何がある?
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