仕事で業務無線として使用できる無線免許いらずで手軽な連絡手段はないか困ったことはないでしょうか？
初期投資だけで無資格、無免許で仕事でも使用できる方法があります。
簡単に使用できる免許不要の無線機(トランシーバ）を3種類紹介します。
無資格で使用出来る上に外部アンテナを使用すれば数Km通信も可能です。
コンプライアンス
アマチュア無線は業務連絡や仕事で使用できません。
業務で使用していると摘発対象になります。
摘発されるとコンプライアンス違反として客先との信用問題(契約違反)に発展する可能性があります。
アマチュア無線機を使用するには「無線従事者免許証」と「無線局免許状」の2つが必要です。
アマチュア無線で無免許、無資格の場合「1年以下の懲役又は百万円以下の罰金」と電波法に基づく行政処分を受けます。
「ライセンスフリーラジオ」「ライセンスフリートランシーバー」と言われているトランシーバーを使用することで免許不要、免許無し、無資格で使用出来ます。
コンプライアンスを遵守(電波法)した運用ができます。
安価で簡単便利な連絡手段が欲しい。
無線の資格を取るのが面倒くさい。
業務連絡にアマチュア無線を使っている。
現場に出入りする際のタイミング調整したい。
通信料を気にしないで使いたい。
コンプライアンスを遵守したい。
デジタル簡易無線
免許不要、資格不要です。無線機登録を行って使用します。
年間電波利用料が発生しますのでランニングコストが掛かります。
自動車、トラック同士での連絡や登山で山小屋との連絡などに適しています。
出力も5W出ますので相手と距離が離れている場合に向いています。
外部アンテナを使用すれば数Kmは交信可能です。
・使用例
車で移動中に連絡用で使用できます。
ビル管理で使用できます。
客先案内で店と外連絡用で使用できます。
大規模なイベントなどで使用できます。
スカイスポーツ、空撮で使用できます。
日本国内の登山で使用できます。
町内会、祭りの連絡で使用できます。
船どうしの連絡で使用できます。
漁船でも使えます(日本近海)
猟銃で使用出来ます。
・利用方法
業務、レジャーどちらでも使用できます。
陸上、海上(日本近海)、上空で使用できます。
上空で使用する場合スカイスポーツ(パラグライダー等）は上空対応のトランシーバを購入してください。
・登録局
同じ分類で「免許局」がありますが「登録局」の方です。
通称ですが「351デジカン」と言われています。
登録を行うことで使用可能です。
購入した無線機に申請用紙があります。
登録申請してから2週間ぐらいで登録状が届きます。
5年ごとに再登録申請が必要です。
登録申請に2種類あります。
個別登録
将来無線機を増やすつもりが無い場合
1台の場合。
新規登録申請手数料 2300円
再登録手数料 1450円
包括登録
2台以上、将来無線機を増やす予定がある場合
新規登録申請手数料 2900円
再登録手数料 1850円
注意：包括申請の場合は登録状が交付された後、開設申請(手数料無し)が必要です。
・価格
車載型
実売価格は30000円台からあります。
外部アンテナ車用、基台、ケーブル合わせて15000円前後です。
ハンディー型
実売価格は20000台からあります。
・通信距離
市街地1kmぐらい、見通しがよければ5kmぐらい。
海上だと目視範囲は届きます(5km以上)
外部アンテナを使用すれば通信距離は伸びます。
・車載型とハンディー型
車載型
外部アンテナが使用可能です。
外部マイクが使用可能です。
車のバッテリーから電源供給します。
ハンディー型
外部アンテナが使用可能です。
外部マイクが使用可能です。
・周波数
351MHz
30チャンネル(呼び出しチャンネルあり)使用可能は29チャンネルです。
グループ通話機能で仲間内のみ連絡できます。
・出力
5Wです。
・年間使用料
ランニングコストが掛かります。
1台当たり年間400円必要です。
デジタル小電力コミュニティ無線機
免許不要、資格不要で購入後すぐに使えます。
登録の申請や電波利用料も必要無ないのでランニングコストが掛かりません。
購入後、何も届出など必要ないのでそのまま使用出来るのか魅力です。
自動車、トラック同士での連絡や登山で山小屋との連絡、町内会などの見回りの連絡に適しています。
近距離向けで半径500mぐらいの範囲で使用するのに向いています。
出力は0.5Wですが外部アンテナを使用すれば数Kmは交信可能です。
・使用例
車で移動中に連絡で使用できます。
ビル管理で使用できます。
客先案内で店と外連絡用で使用できます。
小規模なイベントなどで使用できます。
スカイスポーツ、空撮で使用できます。
日本国内の登山で使用できます。
町内会、祭りの連絡で使用できます。
船、漁船、港湾でも使用できます。
猟銃で使用出来ます。
・利用方法
業務、レジャーどちらでも使用できます。
陸上、海上(日本近海)、上空で使用できます。
・価格
実売価格は20000台からあります。
・通信距離
市街地500mぐらい、見通しがよければ3kmぐらい。
外部アンテナを使用すれば通信距離は伸びます。
・車載型とハンディー型
車載型
今の所、販売されていません。
ハンディー型
外部アンテナが使用可能です。
外部マイクが使用可能です。
・周波数
142MHz帯、146MHz帯
18チャンネルです。
グループ通話機能で仲間内のみ連絡できます。
・出力
0.5Wです。
・GPS機能
GPS機能があるので相手との距離、位置がわかります。
FMラジオ付です。
・年間使用料
無し。
ランニングコストは掛かりません。
特定省電力トランシーバ
免許不要、資格不要で購入後すぐに使えます。
登録の申請や電波利用料も必要無ないのでランニングコストが掛かりません。
購入後、そのまま使用出来るのか魅力なのとトランシーバーも安いのも魅力です。
サバイバルゲーム、学校行事、店内連絡や交通整理など半径50m~100ｍの範囲で使用するのに適しています。
・使用例
車で移動中に連絡で使用できます(100mぐらい）
交通整理で使用できます。
客先案内で店内案内と連絡用で使用できます。
学校行事で使用できます。
小規模なイベントなどで使用できます。
サバイバルゲームで使用出来ます。
通称：特省、特小、特定小電力トランシーバー
・利用方法
業務、レジャーどちらでも使用できます。
陸上、海上(日本近海)、上空で使用できます。
・価格
10000円前後で購入できます。
・通信距離
市街地50mぐらい、見通しがよければ500mぐらい。
外部アンテナは使用できません。
・車載型とハンディー型
車載型
今の所販売されていません。
ハンディー型
アンテナ一体型のため外部アンテナは使用できません。
外部マイクが使用可能です。
・周波数
422MHz帯
単信20チャンネルです。(9CH+11CHと表現している物もあります)
中継機能の物もあります。
グループ通話機能で仲間内のみ連絡できます。
・出力
0.01W(10mW)です。
・年間使用料
無し。
ランニングコストは掛かりません。
外国製無線機(トランシーバ)は購入しない方が無難です。
日本国内では総務省(総合通信局)から許可された無線機(トランシーバ)しか使用できません。
無線機レンタル
３つ紹介しましたがどの無線機を使えば良いのか判断できない場合、レンタルも出来ますので試してみてはどうでしょうか？
判断の為に若干投資しますが今後、安心して仕事でも使用できる判断になるかと思います。
無線機企業一覧
日本の代表的な無線企業一覧です。
日本の規格「技適マーク」に沿った無線機を購入してください。
海外製無線機(外国規格)は日本国内で使用できるか注意が必要です。
良くわからない場合は以下のメーカから機種を選ぶと良いでしょう。
「アイコム株式会社」
「アルインコ インカムショップ」
「八重洲無線株式会社」
「JVCケンウッド」
特に重要無線通信に妨害、混信を与えた場合は確実に摘発されます。
「5年以下の懲役又は250万円以下の罰金」と電波法に基づく行政処分を受けます。
*重要無線通信：航空機や航空管制、列車無線、警察、海上保安庁等
まとめ
初期投資だけで無線の免許不要、無資格で仕事で安心して業務連絡が出来ます。
アマチュア無線機(無免許)や良くわからないで無線機を使用して摘発されると罰金額に驚きます。
最高100万円の罰金でしたらデジタル簡易無線機が20台は買えますので。。。
業務で使用していても罰金の支払いは摘発された本人に請求されますので会社は負担しません。 😯
「無線従事者免許証」と「無線局免許状」の２つが無い場合、アウトだと思ってください。
