アマチュア無線 4級 免許証取得までの初期費用 免許証交付までの期間

アマチュア無線 4級 免許証初期費用 免許証交付期間 無線

アマチュア無線を始めるには国家試験や講習会などで合格して無線従事者免許証を入手しますが取得するまでの費用やどれくらいで免許証が届くのかまとめてみました。

第4級アマチュア無線技士の資格で最短での免許証交付は準備期間を入れても約2ヶ月ほどで可能かと思います。

取得方法で費用が変わってきますので取得時間(期間)を短縮したい場合は費用が高くなります。

これから第4級アマチュア無線技士の免許を取ろうと思っている方は参考にして下さい。

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免許証と免許状

アマチュア無線を始めるには2つの免許が必要です。

まず最初に国家試験や講習会、eラーニングで試験合格し「無線従事者免許証」を取得します。
次に電波を出せるように「無線局免許状」の開局申請を行います。

・「無線従事者免許証」: 第4級アマチュア無線技士(国家試験、講習会)
・「無線局免許状」  : 開局申請(コールサインを発給してもらいます)

第4級アマチュア無線技士の「無線従事者免許証」を持っているからと直にトランシーバーを使用出来ません。
また、他人(他局)のトランシーバーも自分のコールサインで運用出来ません。
個人局では自分で開局申請で申請したトランシーバーのみ使用できます。

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免許交付時間

試験に合格して総合通信局に免許申請を行いますが「無線従事者免許証」の交付時間は短縮出来ません。

即日交付ではありませんので申請から受け取るまで大体1ヶ月ほど期間が必要です。
速くても3週間は最低でもかかります。

早くほしい気持ちはありますがこればっかりは総合通信局の事務処理時間ですので待つしかないです。

短縮出来る部分としては取得方法を選ぶ事になります。
国家資格である「無線従事者免許証」の資格を取るためには方法として3つあります。

取得方法検討

申し込みから1ヶ月ほどで試験合格すれば2ヶ月ほどで入手可能です。

免許証受け取り(合計2ヶ月) = 試験合格(1ヶ月) + 総合通信局処理期間(1ヶ月)

費用対効果でどちらを優先するか判断します。

・時間がかかっても良いから費用を安く済ませたい。
・費用がかかっても良いから時間はかけたくない。

 

時間がかからない方法は 申し込みから合格までの期間 開始時期
1 eラーニング 1ヶ月 いつでも開始
2 講習会 1ヶ月~2ヶ月 2週間前までに申し込み
3 国家試験 1ヶ月~4ヶ月 いつでも開始

費用は最低限必要なものです。
写真代、切手代、交通費、必要書類代などは含んでいません。

費用が安い順は 費用 免許申請費用 教科書代
1 国家試験 5100円 1750円 1500円~3000円
2 eラーニング、講習会 20000円~23000円 0円 0円

1.eラーニング

申し込みからCBTで修了試験合格まで最短で取得できます。
スキマ時間を利用して集中すれば1ヶ月ほどで修了出来ます。

申し込みは何時でも受け付けています。

・申し込みから教材到着まで1週間ほど
・受講動画 10時間(2日ほど)
・問題暗記、復習に1週間
・判定試験
・CBTで修了試験 1日

勉強開始から 90日以内までに終了しなければなりませんが1日で修了しても良いです。
終了試験のCBTを受けるために判定試験が有りますので中間試験問題などを暗記します。

合格発表は当日から翌日です。
合格したら免許証申請は開催者が行ってくれます。

eラーニング申し込みは「株式会社キューシーキュー企画」が有ります。

eラーニングや講習会は総務省認定「国家試験免除」や「終了試験で資格がもらえます」などと記載しているのを選んでください。
スキルアップする通信教育講座や国家試験対策のeラーニングの方ではありません。

2.講習会

都市部ではほぼ毎週行われていますが、地方では1ヶ月に1回や年1回ほど開催されています。
申し込みは開催日の2週間前で締め切りになる事が多いです。

申し込みのタイミングと開催日時が合えばeラーニングより早く入手は可能です。
集合型ですので講習会場まで出向いての受講になります。

・申し込みから2週間後
・2日間の講習受講
・終了試験

最終日(2日目)に終了試験が有ります。

合格発表は当日です。
合格したら免許証申請は開催者が行ってくれます。

講習会申し込みは「JARD 一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会」や「株式会社キューシーキュー企画」が有ります。

3.国家試験

マイペースで勉強が出来ます。
本屋や通販で自分に合った問題集や教科書を探し購入します。

勉強期間をどれだけ取るかが取得までの時間になります。

以前は試験日の2か月前に申し込みでしたがCBT受験に変更されましたので1年を通していつでも自宅近くの試験会場で受験可能です。

試験申し込をしてから勉強開始をしたとしても120日(4ヶ月)以内に合格し最長、免許交付に1か月で計5ヶ月ぐらいです。

・申し込みから120日以内に受験必要
・勉強期間
・試験

合否は1か月以内にMailで通知されます。
合格後、免許申請用紙などを入手し免許証申請です。

国家試験申し込みは「公益財団法人日本無線協会」になります。

まとめ

総合通信局から免許証を受け取るのに約1ヶ月は必要ですので免許を取ると思い立って時間短縮できる部分は取得方法を選ぶ事になります。

何時でも始められるeラーニングが1ヶ月ほどで取得できますが、申し込みのタイミングが合えば講習会でも速く取得出来る可能性はあります。

費用としては国家試験が安く済みますが申し込みから、教科書選び、免許証申請を全て自力で行わなくてはなりませんので手間の分、安くなります。

未成年者の方はeラーニング、講習会では割引を利用して取得するのもお勧めです。

「無線従事者免許」は有効期限が無い終身免許ですのでこの機会に取得してみてはどうでしょうか?

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