身近ある免許で取得率も高い自動車運転免許証と罰金額、比較してみました。
アマチュア無線での「無免許運用」と「自動車での無免許運転」ですが罰金額での比較では「無線の無免許運用」の方が高いです。
無免許罰金
・無線 :1年以下の懲役または100万円以下の罰金
・自動車:3年以下の懲役または50万円以下の罰金
捕まらないから大丈夫と軽い気持ちで無免許運用してると検挙された場合、罰金額に驚きます。
アマチュア無線 罰金
アマチュア無線に限らずですが日本では無線局を開設しようとする者は総務大臣の免許を受けなければなりません。
無免許で無線局を開設したり運用したりすると1年以下の懲役または100万円以下の罰金です。
無線機を使用するには「無線従事者免許証」と「無線局免許状」の2つが必要です。
自動車は運転免許証が有ればレンタカーや他人の車は運転できますがアマチュア無線では「無線従事者免許証」だけでは無線機(トランシーバー)は使用出来ませんので無免許扱い(無資格)になります。
またアマチュア無線は免許を持っていても仕事では使用出来ませんので検挙された場合の罰金は「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」です。
通販などで海外製の無線機を購入し運用して救急・消防無線、航空無線などの重要無線局に混信、妨害を与えた場合は「5年以下の懲役又は250万円以下の罰金」です。
重要無線への混信妨害は高確率で検挙されます。
電波は目に見えないので捕まらないからと高を括ってはいけません。
日本の電波監視システムを侮ると痛い目見ます。
総合通信局が本気?になると数時間で場所特定されます。
車の無免許運転を特定するより無線の無免許運用を特定する方がはるかに簡単です。
罰金額 飲酒運転と同じです
単純な金額比較ですので社会への影響度など考慮していませんが罰金額だけでみると無線での無資格、無免許(不法無線局)はかなり高額になります。
・無線の無免許「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」
・無免許運転の法定刑「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」
「無線の無免許」より「自動車の無免許運転」の方が罪としては軽いのかと錯覚してしまいますが。。。
100万以下の罰金で良くニュースなどで耳にする自動車の違反で代表的なもので比較です。
・飲酒運転(酒酔い運転)酒気帯び運転「5年以下の懲役又は100万円以下の罰金」
・妨害運転(あおり運転で危険が生じた場合)の罰則「5年以下の懲役または100万円以下の罰金」
と同じ罰金額になりますので比べてみると「無線の無免許」は重い罰金になるかと思います。
アマチュア無線機を免許を受けずに使用(所有)していると飲酒運転や妨害運転しているのと同じ金額になります。
他の罰金額100万円は?
100万円以下の罰金を調べてみましたが良く聞く罪名と罰金額が同じになります。
如何に「無線の無免許」が罰則が厳しいかわかります。
・業務上過失致死罪5年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金
・重過失致死罪5年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金
・自動車運転過失致傷罪7年以下の懲役もしくは禁錮、または100万円以下の罰金
・電子計算機損壊等業務妨害罪5年以下の懲役または100万円以下の罰金
・不正アクセス行為の禁止等に関する法律 3年以下の懲役又は100万円以下の罰金
・医師法違反の罰則(無資格で医療行為をした場合には) 3年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金
アマチュア無線機などの無線機(トランシーバー)は通販などで資格の有無にかかわらず手軽に購入出来ますが使用するには免許が必要ですし仕事や緊急用として所有する事は電波法違反(無免許)になります。
取り締まり
無線の取り締まりは日本全国で行われています。
自動車の検問と同じように無線の検問も幹線道路などで各総合通信局と警察との合同取り締まりが行われています。
全国で1ヶ月辺り10件ほど摘発や告発されていますので総務省の財源になっていると思いますが。
最高100万円とするとひと月の売り上げ1000万円ほどでしょうか。。。
正規のアマチュア無線局は不法局や電波法違反を見つけたら総務大臣に報告(電波法第80条)の義務が有りますのでアマチュア無線の周波数だから捕まらないとは限りません。
総合通信局から通知が来たら特定されていますので直ちに従った方が良いです。
無視し続けると告発され警察から突如、家宅捜索されます。
まとめ
取得率も高い身近な自動車運転免許証との比較をしましたが「無線の無免許」は罰金額としては「自動車の無免許運転」より厳しいです。
アマチュア無線機を免許を受けずに使用や所有していると罰金額での比較ですが毎日飲酒運転やあおり運転を行っているのと同じになります。
今日は捕まらなかったから明日も大丈夫との思い込みは根拠になりません。
無線の取り締まりも総合通信局と警察との合同取り締まりが行われていますのでその場で告発、摘発されます。
正規のアマチュア無線局からも総務大臣へ報告が行われていますので電波監視システムで無免許(不法無線局)が特定されれば警察からの家宅捜索を受ける可能性もあります。
資格の有無にかかわらず手軽に購入できるアマチュア無線機(トランシーバー)ですが所有していると無免許(不法無線局)となり摘発されると最高100万円の罰金です。